仏教の教えがわかる
★人間の実相:季節は秋★
人間の実相のたとえ話で
季節を秋といわれているのは
人生の孤独を表されています。
哲学者 三木清 は
「孤独は山の中ではなく、街の中にある」
といいました。
人里離れたさびしい山の中も確かに
孤独です。
ですが
大都会、例えば新宿の雑踏
たくさんの人が行きかう街の中に
ホントの孤独があるといっています。
これだけたくさんの人に囲まれれば
囲まれるほど
だれもお互いの心を分かりあえない孤独
が引き立ちます。
★私の事、全然分かってくれない・・
っていう人が結構います。
特に男性でない人に多いと思いますが(笑)
自分のこと分かってもらいたい
受け入れてもらいたい
という気持ちは
男女問わず私達の願いです。
ところが、
私は相手の事をどれだけわかる
ことができるでしょう。
どんなに好きな人、気が合う人、家族、自分の子供
といっても
わかるところまでしかわかりません。
相手がホントは何を考えているのか
思っているのか悩んでいるのか
分かりません。
自分が相手の心を分からない
のに
自分の事を分かってくれない
というのはお門違いともいえますが
それだけみんなさびしいということです。
★では、どうして私達はお互いを本当に
分かりあうことができないのでしょうか
それについて
★お釈迦様は
それは一人一人が生み出した世界に
一人一人が生きているからなんだ
といわれてます。
これを業界(ごうかい)といいます
一般には「ぎょうかい」ですが
もとは仏教の言葉ですから
★はあ?
1人1人が生み出した世界に
1人1人が住んでいる???
周りにたくさん友達いるのに
おかしいんじゃないの?
と思う方もあるでしょう
どういうことか
それについて
お話ししましょう