仏教の教えがわかる
★季節はさびしい秋の夕暮れ時★
お釈迦様の説かれた人間の実相
無人の荒野を
はてしない過去から
旅している旅人に
私達をたとえています。
その季節はさびしい木枯らしの吹きすさぶ
秋の夕暮れ時でした。
四季でいちばんさびしい季節は
秋でしょう。
この秋は
人生の孤独をたとえています。
お釈迦様は
人世間、愛欲の中にありて
独り生まれ独り死に
独り去りて独り来る
といわれています。
みんな分かってもらいたい
分かってほしいと思いながら
孤独にふるえている
生まれた時もひとりなら
死んでいくときもひとり
人生は一人ぼっちなんだよ
誰もみんな一人ぼっちなんだよ
といわれています。
なぜ、人生は孤独なのでしょうか?
それは
だれも本当に
自分のことを分かってくれる
人はいないからです。
★志村けんの孤独★
あの華やかな芸能界でも、
見た目は楽しそうですが、
苦しんでいる人は多いようです。
お笑いタレントの志村けんさんが
2008年4月28日に更新したブログで、
「夜も眠れない」と書いている。
お茶の間を笑わせるひょうきんな姿からは
想像もできない苦悩が、垣間見えた。
「舞台の稽古で少し疲れ気味
夜もあれこれ気になって眠れない事も」
と、軽い不眠症であることを明かしている。
その理由は、
「お客さんがどうしたら喜んでくれるか、
まだ肩に力入ってばかりで
こう見えて あがり症で気が小さいんです」
「幾つになっても舞台は恐いです」
「だっふんだ」
表舞台では
バカ殿、変なおじさん
でお茶の間をわかす
志村さんですが
裏では人知れず苦しんでいるのかもしれません。
自分しかわからない
いや
自分でもわからない
苦しみの重荷を抱え
ひとり歩いているのが
人生の孤独でしょう
親鸞聖人は
そんな親鸞の孤独な魂をすべて見抜いて
救って下さるのは
弥陀の本願だけだった。
と喜んでおられます。
★弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずればひとえに親鸞一人がためなりけり