仏教の教えがわかる
お釈迦様のたとえ話
人生は旅
★人間の実相★
お釈迦様は人生を旅にたとえられています。
なぜか?
その一つに
決してとどまれない
ということではないでしょうか
一休は
世の中の娘が嫁と花咲いて
嬶としぼんで婆と散りゆく
と歌っています。
女性で一番良い時が、
娘時代だから娘という字は
女偏に良いと書きます。
娘が結婚して家に入ると、
嫁になります。
嫁さんが
子供を産みますと嬶と言われます。
「女は弱し、されど母は強し」と
言われるように、
新婚当時はおしとやかでも、
お母さんになると鼻高く、どっしりしますので、
女偏に鼻と書きます。
嬶の次にお婆さんになります。
額に波がよってきますから、
女の上に波と書くのだそうです。
これが女性の一生ですが、男性も呼び名が
違うだけで、すべて同じコースをたどります。
何十億の人がいても、例外はありません。
いつまでも娘ではおれませんし、
お婆さんが娘に戻ることはできません。
この間まで自分は娘だと思っていた
のに、もう息子が嫁をもらって孫が
できた。いやぁ
月日のたつのは早いなぁと
言っていますように、
女は、娘から嫁、嫁から嬶、
嬶からお婆さんへと、
どんどん歩き、走り、泳ぎ、飛んでいくのです。
一体が「婆と散りゆく」と言っているのは、
そうしてみんな死んでいくからです。
私達は昨日から今日、
今日から明日へと決して戻れぬ旅をしているのでは
ないでしょうか