9月24日(土)梅田生涯学習C 「彼岸」の意味
今回は「彼岸」について☆
先日、お仏壇にお供えするお花を買いに行ったところ、いつもよりちょっと高い(>_<)
それは「お彼岸」の時期だから。
お彼岸という言葉は、よく聞かれて、何となく仏法の事をする時期と思われているようですが、どんな意味かを知っておられる方は、あまりないようです。
彼岸というのは、「彼の岸」という事です。
彼の岸ということは、「此の岸」に対する言葉で
此の岸というのは、「穢土」ということで、汚れた世界、苦しみの世界ということですが、
これは私たちの生きている世界の事です。
仏教では、私たちの生きている世界を「娑婆世界」と言われます。
娑婆とは、堪忍土ということで、苦しみ悩みがやってきて堪忍しなければ生きていけない世界という意味なんですね。
それに対して彼の岸とは、「浄土」、清らかな世界、幸せな世界ということです。
この彼岸の時期は、苦しみ悩みの世界から離れて、本当の幸福になる道を教えられた仏教を聞く時ということなんですね。
そして、それは、この時期に限った事ではなくて、私たちの求めている「幸せ」とはどんな事かを常に分かりやすく教えられたのが、お釈迦様の説かれた仏教だったんですね。
じゃあどうして、この時期を彼岸というのか、
幸せって何か
詳しい事はとても書ききれないので、メールでもお問い合わせ下さったら、できるだけお答えしたいと思います。
ーーーーー参加者の感想ーーーーーー
本日もアッと言う間に時間が経ちました。楽しく彼岸について学ばせて頂きました。ありがとうございました。
何もかも、日常の自分に重なり、生きていく意味を考えさせられました。
今まで持っていた知識が間違っていることや、本当の意味が学べて「へー」「そうなんだー」の繰り返しで、頭が何度も上下に動きました。
例え話に日本の歴史や歌の歌詞や片山さんの実生活の話を織り交ぜられ、とっても分かりやすく、普通の主婦の私でも理解できました。
まだまだ初心者(と言うのでしょうか)ですが、これからも足を運ばせて頂きたいと思います。
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日本語の中に仏教由来のものがあり、今回の講座でより深く言葉の意味を理解することができました。
奥深いです。
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彼岸の意味について、世間でもよく使われている言葉ですが、正しい意味を知らずに使っていたと感じました。本当の意味からすれば、いつでも彼岸ですが、特に自身の聞法精進の日であることを忘れずにこの時期を縁によくよく聞かせて頂きたいと思います。
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人生は難度海であり、死んでいく時は何もかも持たずに死んでいくんだと思いました。名誉とか金や財が全てと考えずに生きていこうと思いました。
勉強は分かりやすくて面白いです。
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お彼岸はおはぎを食べる日だと思っていましたが、違っていたということが分かりました。
人生の波は絶えないですが、早く大船にのれる身になりたいです。
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彼岸を自分の仏縁を深める日としなければならないかったと改めて思い返すよいご縁となりました。
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初めて参加させて頂きましたが、今回の内容がちょうど彼岸にあたっている時期なので、とてもよく理解できました。
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「彼岸」という仏教の言葉について詳しくお聞きしました。今までは言葉だけ知っていても、その意味は曖昧に理解していました。「彼岸」は「此岸」と相対する言葉であり、「此岸(この世)」の苦しみを解決して初めて、彼岸に行けると知り、目からウロコでした。平易な言葉で難解なイメージがある仏語もとてもわかりやすく、納得できました。
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勉強会に参加するのは三回目ですが、参加する度に新しい方との出会いがあり、いつ来ても良かったと思いながら帰宅しています。
私は年齢的には年上の部類ですが、思いの外若い方々がこの勉強会に参加しておられ、ここへ来て「まだまだこの日本も捨てたモノじゃあないな」と明るい希望を持つようになりました。
また講師の方が参加者一人一人に気を配られて、初参加の方も安心して会に溶け込めます。もちろん内容は「幸せになる」為のお釈迦様の教えをとてもわかりやすく、時に面白くお話されるので、楽しみながら日々の暮らしに生かすことができます。
皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。有難うございます。
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勉強会では、いつも生きる上でとても大事なことを学んでいます。
皆一度は考えたことがある、自分の生きる意味、なぜ命は大切なのかについて真正面から教えてくれたのが仏教と分かり、正に目からウロコが落ちる様な思いがしました。
仏教のことを知らなくても、よく分かる内容で、初心者でも気軽に参加できました。
9月19日(月)難波河内堂 「数珠」の意味
難波河内堂にて勉強会でした。
今回は、「数珠」について。
葬儀や法事の時に、数珠を持っていかれる方は多いと思います。
また仏壇の前に数珠が置いてあるという家も多いと思いますが、どんな意味があるのか、あまり知られていないと思います。
数珠の珠は数が決まっていて、私が持っているものは、36。
もう少し多い物になると54とか、もっと多くなると108という物もあります。
36も54も108の約数で、数珠の珠は108の「煩悩」を表されています。
除夜の鐘を108回打つのもこの煩悩の数からきています。
煩悩とは、私たちを煩わせ悩ませるものということですが、とくに私たちを苦しめ悩ませる煩悩が3つあり、それを「三毒の煩悩」と言われています。
その三毒の煩悩について詳しくお話をしました。
その煩悩の珠が、一本の糸によって一つにまとまっていますが、その糸は、信心を表されていて、信心の糸が煩わせ悩ませる珠をまとめるように、数珠は、「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」という幸福を表されているんですね。
勉強会の後、何人かの人と近くのお好み焼き屋さんに食事に行きました。
話が盛り上がって気づいたら終電の時間に(^_^;)
ちゃんと時計を見ながら行動しないといけないですね。。
でも、とても楽しいお食事でした。