仏滅
今日はよくカレンダーに出てくる
大安や仏滅について・・・
仏滅・・というと仏教から来ていると思う人もいるでしょうから、
その誤解を解いておこうと思います。
以下、ウィキペディアから
仏滅や友引という、仏事と関わり合いそうな言葉が多く使われているが、
仏教では、釈迦は占いを禁じている。
また、浄土真宗では親鸞が「日の吉凶を選ぶことはよくない」
と和讃に於いて説いたため、迷信、俗信一般を否定しており、
特にタブーとされている。このため、仏教とは一切関係無く、
仏事と関わり合いそうな言葉が多いのは、全くの当て字に因る。
以上のように、仏滅とか大安とかは、仏教とは全く関係はありません。
それどころか、お釈迦さまはどう教えられているかというと
「如来の法の中に吉日良辰をえらぶことなし」(涅槃経)
といわれて、私の説いた仏教には、いい日、悪い日、いい方角悪い方角などを選ぶことはないのです。
と日や方角の善悪を否定しておられます。
そして、私たちの運命は、自分の行いが生みだすものなのだから、
よい行いをすればよい結果が、悪い行いをすれば、悪い結果がやってくるのだよ。
だから、一生懸命、善に向かえば、どんな日も素晴らしい日になるのだよ。
「日々、是、好日」と説かれています。
お釈迦さまの教えをそのまま伝えられた親鸞聖人も
かなしきなかや道俗の
良時吉日えらばしめ
天神地祇(てんじんじぎ)をあがめつつ
卜占祭祀(ぼくせんさいし)つとめとす
★悲しいことだ、僧侶も在家の人も
お釈迦様が迷信だと破られた日の善悪を信じて、この日は仏滅だからやめておこう
大安だから、この日にしようとえらんでいる。
天の神、地の神をあがめて、占いを本業としている。
このように仰っています。
迷信が今日よりもずっと影響を持っていた鎌倉時代に於いて
なんと現実的な教えでしょうか。
迷信に頼る生き方では運命を切り開くことはできません。
善因善果
悪因悪果
自因自果
自分の行いが自分の運命を生み出す。
このことを一貫して教えられたのが仏教なのです。