諸行無常 とは どんな意味?
諸行無常 とは
これは、私たち日本人にとって最も身近な仏教用語の一つと
言えるでしょう。
平家物語 の 冒頭に
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
諸行無常
諸行・・とはすべてのもの
無常・・とは常がない ということで一瞬たりとも同じ状態を留めることは出来ない
ということです。
私たちは、物事がいつか、変わり、色あせ、うつろいで行くことは
分かっていますし知っています。
ところが、今、しばらくは、変わらないだろう、大丈夫だろうと思っている。
人間はいつかは死んでいかねばならないと思っているが、今日死ぬとは思えない。
このパソコンも、いつかは壊れるだろうけど、今日は大丈夫だろう・・
彼女とも何時か別れが来るかもしれないが、しばらくは大丈夫だろう
このように、壊れてしまうのは、ずっと先で、今は大丈夫と
かたくなに信じ込んでいるのが私たちです。
ところが、お釈迦様は、
今、一瞬 一瞬が変わり続けているのですよ
一瞬たりとも同じ状態を留めることは出来ないのですよ
諸行は無常なり と教えられています。