★人間の実相:白骨1★
さびしい秋の夕暮れ、無人の荒野の
独り旅
足元を見ると白いチョークのようなものが
落ちている。
拾ってみると何とそれは人間の白骨でした。
旅人はびっくりします。
これは一体何をたとえられているのでしょうか。
白骨を見たときの驚きとは他人の死を見たときの驚き・・
私達は身近なところや、身近な人の
訃報を聞くと、びっくりします。
昨年、6月 プロレスラーの
三沢光晴さんがなくなりました。
試合中の事故だったそうです。
私の子供自体、毎週プロレスの時間になると
出てくるタイガーマスク
三沢さんは2世だったそうですが
あこがれの的でした。
その三沢さんがあっけなく・・
ええ?あの人が・・
どうして・・
身近な人
自分の肉身であればあるほど
その驚きは深いものです。
ふと足元に転がる白骨のように
私達の周りは
突然の無常(死)によって
なくなっていかれた方の
訃報があふれています。
新聞、テレビで人のなくなったことを
報道していないときはないでしょう。
そういうことからいうと私達は
日々、白骨の野原をあるいているのです。