[人間の実相 白骨5]

二十歳の別れ 中堀由希子さん


★以前あるテレビでこんなインタビューがありました。

その町で最長寿のおじいさん たしか100才ちょっとだった

と思います。市町村の表彰を受けて結構高額な賞金をゲットしました。

レポーターがおじいさんにそのお金どうしますか?と聞いたところ

「老後のためにとっておきます・・」

といったのですが

レポーターも返す言葉がなく苦笑していました。


★皆さんが家を出る時

行って来ますと言いますね。

行って帰って来ます。

ということです。

暗黙のうちに

行って帰ってこれるということを信じています。

ところが今日一日の内に

家を出たまま帰ってこれなくなった

人はどれだけいるでしょうか。

日本では1日に3000人以上の人がなくなっています。

今日なくなっていかれた方のほとんどは

今日が最後とは思っていなかったでしょう。

たとえ話の旅人のように

目の前の白骨を見ても自分とは関係ないと

通り過ぎていくばかり

やがて自分も白骨になるな・・とおもっても


それが今日とはだれも思っていません。





今からもう20年も前ですが

21才で白血病で亡くなった中堀由希子さん

のドキュメント番組を見ました。



なくなる最後までドナー登録の活動に努力していかれました。

その中堀さんは高校生の時に、貧血気味になり

診察、突然、白血病を診断されます。

その闘病記は多くの人の心をうち

生きるとは何か?

を深く考えさせました。

ドラマ化もされましたが

あるとき突然

白血病であることを知り

自分の余命があとわずかだと知るのです




無常を観ずるは菩提心の一なり


無常・・死を見つめることは
死を前にしても崩れないホントの幸せ
への第一歩なのだよ



前へ 目次 次へ

メルマガ登録はこちら


★勉強会のお知らせ★

各地での仏教勉強会br>


仏教の教えトップ