白骨6
▲21歳の別れ 中堀由希子さん▲
日本では1日に3000人以上の人がなくなっています。
今日なくなっていかれた方のほとんどは
今日が最後とは思っていなかったでしょう。
たとえ話の旅人のように
目の前の白骨を見ても自分とは関係ないと
通り過ぎていくばかり
やがて自分も白骨になるな・・とおもっても
それが今日とはだれも思っていません。
21才で白血病で亡くなった中堀由希子さん
高校でオーストラリア留学中
体調不良から診察
重度の白血病と知らされます。
これまで何の変哲もなかった
日々、女の子としていろんな将来への
夢や希望がたちきられるのです。
いつ、急性転化して
死に至るかわからない
そんな不安の中、
中堀さんの助かる道は
骨髄移植しかありませんでした。
いちるの望みをかけて
中堀さんは病にむしばまれる
体をおして
骨髄バンクのドナー登録の講演に
全国を回ります。
おかもんは確か高校1年の時
当時の中堀さんのドキュメントをみて
とても衝撃を受けました。
★由希子さん
白血病といわれた時に
もう2週間しかいきれないから
生きたいとか思わなかったし
死にたいと思った。
手紙書いてもこれが最後かも
明日死んじゃうかも知れないけど
何かをするたびにこれが最後かも
桜見るたびに来年もここにこれるかな
レポーター
ゆきこちゃんにとって生きるって何かな・・
由希子さん
生きる・・なんだろう むずかしくてわからないけど
でもこの2年で 生きるっていうことがこんなに大変だって
実感した・・
これまで
生きてて当たり前だって思ってて
それでやっとわかるって悲しいっていうか
今まで何を無駄に生きてきたんだろうって
死は誰しも訪れる現実です。
しかし、多くの人は死に直面して
初めて自分の生きる意味を問うのです。
死を見つめることはホントの生きる意味を
見つけるための第一歩です
無常を観ずるは菩提心の一なり
無常・・死を見つめることは
死を前にしても崩れないホントの幸せ
への第一歩なのだよ