仏教の教え 2


仏教は私をうつす鏡


ドラマ白夜行から


絶望的な家庭の中、
必死に生きる

小学時代の雪穂は、

どぶに咲く花があると聞き学校の帰りにいつもどぶ川を
じっと見つめます。

そんな雪穂に思いをよせる
亮司は図鑑でそんな花があるのかを探します。



皆さんはどぶに咲く花ってなんだか
知っていますか?


【蓮華は高原陸地よりも泥田の中にさく】


亮司は得意の切り絵でつくった
蓮の花をどぶ川に浮かべて

雪穂にいいます。

「雪穂がいっていたのってどぶじゃなくて泥に 咲く花だと思うんだよね。
蓮(ハス)のこと、お釈迦様がすわっているやつ」

仏教で蓮の花とは?


弥陀の本願に救われた心の世界を蓮の花にたとえられます。
蓮の花は、水と空気の澄んだ高原陸地に咲くのではなく
どろどろの泥田にけがれのない真っ白な花を咲かすのです。

蓮の花の徳に

淤泥不染(おでいふぜん)の徳というのがあります

蓮の花は、

泥田の中でも、泥に染まらず、白い美しい花を咲かせます。

弥陀よりたまわる他力信心は

美しくすんだ人の心ではなく

欲、怒り、愚痴一杯の煩悩具足(ぼんのうぐそく)

の人間の心の中に咲くのだよといわれています。



私たちの心は澄んだ高原陸地なのでしょうか

それともドロドロの泥田なのでしょうか。

これがこれからのテーマです。

仏の見抜かれた

真実の鏡に映った

私とはいかなるものなのでしょうか


★親鸞聖人のお言葉

善人なおもって往生をとぐ
いわんや悪人をや



前へ 目次 次へ

メルマガ登録はこちら


★勉強会のお知らせ★

各地での仏教勉強会


 仏教の教え トップ