仏教の教え
お釈迦様の説かれた
人間の実相
無人の荒野を
はてしない過去から
旅している旅人に
私達をたとえています。
★人間の実相★
お釈迦様は人生を旅にたとえられています。
なぜか?
その一つに
決してとどまれない
ということではないでしょうか
旅人は
町から町
村から村へ
旅をしています。
もし、
旅人が
ああ
この町いいな
ここにすもうとすみついたら
旅人は旅人でなくなります。
住人になってしまいますね(笑)
しばらくいても
いつか違う町に離れていかねば
なりません。
日本の映画の代表作
男はつらいよ
フーテンの寅さん
全48作これは世界最多のギネスにも
乗っています。
寅さんがいる町には
何かに悩んでいる
美しい女性がいます
マドンナですね
寅さんもその
女性も心ひかれます。
寅さん中心にドタバタ劇が
おきて問題が解決
そして
寅さんもここで暮らそうかな
と思った矢先
マドンナの恋人が現れ
寅さんは自分の居場所が
ない事に気がつきます。
そこで
無理して笑いながら
2人の幸せを念じつつ
次の町へと去っていくのです。
おんなじパターンが
48作
渥美清さんが生きていたら
ずっと続いていたことでしょう。
人生はつねに移り変わっていきます。
肉体も才能の年齢とともに変わっていきますし
周りの人間関係もそう
同じ人の中にいても心は変わっていきます。
時よとまれ!!
と願っても
昨日から今日、今日から明日への
絶えず旅をしています。
一休は
世の中の娘が嫁と花咲いて
嬶としぼんで婆と散りゆく
と歌っています。
この人生はすべて仮住まい
ほんとうの居場所
定住の地はあるのでしょうか?
忙忙たる六道
定趣なし
です。
★弥陀五劫思惟の願
をよくよく案ずれば
ひとえに親鸞一人
がためなりけり