人間の実相 無常の虎3
▲ビートたけし死ぬための生き方▲
先日、よく勉強会に参加される
放送関係のお仕事をされている方から
放送局で出会った一番の有名人だれですか
ってきたらビートたけしさん
白いロールスロイスにのっている。
たけしさんは日本ではお笑いですが
世界では映画の巨匠
たけしさんの人生への洞察は
バイク事故で生死をさまよったこと
が大きなきっかけになっています。
(たけしの死ぬための生き方)
人生って、生まれながらにして死ぬ時のその対応の
仕方をいかにして模索していくかが人生のような気がする。
息抜きに色んなことをしているだけであって、
基本ラインは死ぬことに向かって一直線に
突っ走ってて、それに人間はどう対応するんだろう
かってだけのような気もする。
だからおいらにとって、今度の事故(原付での大事故)
というのは凄いショックだったね。
物理的ショックのみならず、精神的ショックが
マグニチュード8という感じだった。
(中略)
死というものの凄さというのは、自分の人生振り返って
何をしたとか何をしてないとかいうのは全然関係ない。
そんなことはビタ一文かすんないんだよ
ビートたけし 新潮社
突然 無常の虎に直面したショックを告白しています。
他人の死と自分の死とはちょうど
オリの中の虎と山中突然であった虎との違いです。
私達の背後には例外なく無常の虎がものすごい勢いで
後を追ってきているのです。
考えたくないことですがだれにも否定できない現実ではないでしょうか?