仏教に学ぶ 怒らない技術
カチンとくると腹が立つ
これはすべての人の悩みでしょう。
どうしたら、この腹立つ心を抑えることが出来るのか
国を問わず、すべての人の共通の悩みでしょう。
お釈迦さまは怒りを蛇にたとえて次のように教えられています。
○怒りの蛇を、口から出すのは下等の人間。
○歯を食いしばって口に出さないのが中等。
○胸に蛇は狂っていても、顔に表さないのは上等の人である
怒りのままにぶちまける人は、仕事 家庭 友人 信頼 と
大切なものを次から次へとぶち壊し、後悔の日々を送ることに
なりますから愚かな人だといわれています。
普通の人は、そうなるのがいやだから口まで出かけている怒りの蛇を
何とか歯で食い止めている。
顔をゆがめても、何とか口に出さずに堪えています。
ですが、蛇を呑み込んで表情にも出さず、ニッコリ笑っている人もある。
また、
○水の上に書いた文字は書いたそばから流れて消える。
○砂の上に書いた文字はしばらくして消える。
○岩に刻んだ文字は、いつまでたっても消えずに残っている。
私たちの怒りの心も、
・腹が立ってもすぐに、忘れてしまえる人と
・しばらくたたないと気持ちが落ち着かない人と
・いつまでたっても昔の不愉快だったことを思い出して腹を立てている人
と、3通りの人があるのだと
言われています。
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