仏教の教え 1


仏教は私をうつす鏡


★慢:劣った人を見下す心★

自分を見えなくさせる

うぬぼれ心について

仏教では七通りにわけて

七慢(しちまん)と教えられています。

私達は自分を少しでもよく見たい

という強い心がガンとあります。

その1つめが

慢(まん)です。 


これは自分よりも劣っている人をみて

なんだこんなこともできないのかと

相手を見下す心です。

私達はなかのよい友人と

出会ったときでも

瞬時にこころの中で

自分と優劣を比較します。

こいつよりもおれのほうがイケている

こいつよりもおれのほうが立場が上だ

おれのほうが仕事ができる・有能だ

おれのほうが喧嘩が強い

わたしのほうがキレイだわ

わたしのほうがみんなから好かれている

などなどです。

 実際に、自分のほうが相手よりも勝っているなら
 
そう思うのは当然だと思うかもしれませんが

相手を踏みつけにしている恐ろしい心です。


僕の高校はそれなりに進学校だったので

高3になると学校の成績が気になります。

僕は、友達が多い方でしたが、気兼ねなく話せる

友達は自分よりも成績がよくない友達だったと思います。

自分と同じか、自分よりも上となると、顔で笑っていても

心は落ち着かないんですね。

心がせまいな・・と自分でもいやになるんですが

どうしようもないんです。

気兼ねなく話せたのは

自分のほうが上だという優越感が安心感を生んでいたのかも知れません。

ところが

自分にとって話しやすい人、接しやすいからといって
相手も自分に対して同じように思っているかどうかは
わかりません。

私が自分よりも成績がよかった人に心の中では
苦い思いを抱いていたように

相手にもそう
思わせているのかもしれません。


うぬぼれは人に見えても
目に見えぬ

といいますように


相手を見下す心は自分の気がつかないところで
相手を傷つけているのです。

最近、どうもうまくいかないなとおもったら
そっと、自分を振り返ってみましょう。

仲が良くなればなるほど、
出てきやすくなるのがうぬぼれですから

みなさんにお話しすることによって自戒したいと思います。

次回は 過慢(かまん)についてです(^u^)


★親鸞聖人のお言葉


小慈小悲もなき身にて
有情利益は思うまじ
如来の願船いまさずは
苦海をいかでかわたるべき

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