さて、今日は
七つのうぬぼれ心の中の4つ目である
「我慢」
これは今では我慢するというように
堪える 忍耐するという意味で使われている。
余談ですが昔、
ザ ガマン という馬鹿番組がありました。
都内の大学生が集まって、どれだけガマンできるかを
競っていく番組で途中で怪我か死人が出たので打ち切られたとも聞いています。
しかし、この我慢というのは
もとは、
忍耐するという意味ではなく
どこどこまでも自分の我を押しとうす心なのです。
さて、どんな心なのか???
こんなことがありました。
僕が小学3年生だったとき弟はまだ1年生でした。
母が冷蔵庫にいれてくれたアイスクリームはちょうど
1人に1本買ってきてくれていたのです。
翌日、弟ははしゃぎながら冷蔵庫の中からアイスを取り出し
私の目の前で食べようとしました。
私は弟を止めました。
「それは兄ちゃんのだ!!まだ食べてないんだから」
とたんにけんかが始まる。
弟は「ぼくだって食べてないんだから、兄ちゃん昨日食べたんじゃないか」
「お前こそ食べたんだろう」口論では決着がつかず、頭にきた私は
コブシを振り上げたのです。
その時・・思い出しました ・・・・
あ・・・俺 昨日 アイス
・・・・
食べた・・・・
ところが、振り上げたこぶしを私は下げることはできませんでした。
そのままアイスを食べた記憶を押し込めてそのコブシをおびえる弟の
頭に振り下ろし、
火がついたように泣き叫ぶ弟からアイスを奪い取って
食べてしまったのです。
あの味気ないアイスの味が今でも忘れられません。
こんなことがみなさんにもないでしょうか
えっ・・ないって(T_T)
自分が間違っていたとわかっても素直にそれを認められず
それを押し通してしまうことはないでしょうか。
どこどこまでも自分の我を押し通そうとする心を我慢といいます。
自分が間違っていると分かっても
意地・我慢で謝れない押し通そうとしてしまう。
素直になれればと思うのに
このメルマガを弟もとってもいますのでこの場を借りてあやまります。
m(_ _;)m 兄ちゃんがアイス食べてました。
その弟も今では
立派になってがんばっています(^◇^)
東京でバーテンダーとなった弟
↓ 左
★我慢その2★
これは自分の意見をどこどこまでも押し通そう
とする心のことです。
自分が間違いとわかってももう認められない・・
そんな 意地で争ってばかりの毎日だと自己反省
せずにおれません。
経験上・・年とともに強くなってくるような気もします。
小学生のころ、友達とケンカして、
「お前とは絶交だ!!」といっても
次の日になると「昨日はごめん・・やっぱり遊ぼう・・」
と仲直りです。
中学になると、そんな簡単にはいきません。
あやまれるか!!
という意地我慢が強くなるからでしょう・・
高校でケンカすると修復には難しいです。
大学になるとそれっきりで一生縁が離れてしまうかも知れません。
ちょっとしたことでケンカして
何十年と音信を絶っている・・そんな兄弟だって
珍しくありません。
「ごめんなさい」
素直にいえたら、かけがえのないものを失わずにすんだのに・・・・
そんな後悔が年とともに増えていきますね。
大切なものをギセイにしてまで
私のプライド
守らなければならないほどのものでしょうか?
★誤りを犯さないことを誇りとするよりも
誤りを直ちに改めることを誇りとしよう!!
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