欲 について 仏教 に学ぶ
私たちの欲は、際限がありません。満たしても
満たしても、これで求まったということはありません。
学生時代は1万円が大金に思えても
社会に出ると、飲み代にパッと使ってなくなってしまいます。
だから、1万円では満足できません。
月収が30万円あればな・・・と思っていても
実際に手に入れると、今度は車が欲しい、
もっと、広い家に住みたいとどんどん、欲求は膨らんでいきます。
お釈迦様はこれを 渇愛 といわれています。
ちょうど海水でのどの渇きをうるおすと
倍の渇きとなって苦しむように
私たちの欲はみたせばみたすほど
もっともっとと渇き欲しがり苦しみます。
後でも述べますが、仏教では、
この貪欲(とんよく)を青鬼にたとえて
教えています。
写真、青鬼
なぜ、赤でも、黒でもなくて、青なのかといいますと
海は深さを増せば増すほど、深い青色になっていきますように
私たちの欲はどれだけ満たしても深さにキリがないからです。
また、水はどんな所にも広がってしみわたるように、
私たちの欲も、一つ手に入れればまた別のものが欲しくなってと
際限がないからです。
だから青にたとえられています。
お釈迦様は、私たちの欲を大きく、5通りに分けて
五欲(ごよく)と教えられています。
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