仏教で教えられる無財の七施とは of 大阪仏教勉強会(目からウロコの仏教講座)


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お金がなくても布施ができる!?無財の七施とは?

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▼お釈迦様差が教えられた六度万行の一番始めに挙げられているのが

「布施(ふせ)」という善い行いですが、

お金や物を持たない人も、心がけ一つで布施が出来ると教えられたのが

無財の七施(むざいのななせ)です。


無財、財産(お金やもの)が無い人でも、

七施、七つの施しができる

と教えられているのが、無財の七施です。


その七つの施しとは

眼施(げんせ)
和顔悦色施(わげんえっしょくせ)
言辞施(ごんじせ)
身施(しんせ)
心施(しんせ)
床座施(しょうざせ)
房舎施(ぼうしゃせ)

の7つです。


▼はじめの眼施とは、眼を施すということですが、

これは、優しい温かいまなざしで人に接することをいいます。

和顔悦色施とは、和やかな表情、優しい笑顔で人に接する事をいいます。

言辞施とは、優しい、温かい言葉をかける事をいいます。

身施とは、体を使って、人の為、社会の為に働く事を言います。

心施とは、心から感謝やねぎらい、お詫びの言葉を述べることです。

牀座施とは、席や場所を譲り合う親切をいいます。

房舎施は、求める人や尋ねて来る人があれば、一宿一飯の施しをあたえることです。


このようにお釈迦様は、お金や物がなくても、

心がけ一つによって、どれだけでも布施ができると教えられているんですね。