幸せになりたい。
そう思ったら、まず、タネをまきましょう。
アサガオの種をまくと、アサガオの花が咲きます。
スミレの種をまくと、スミレの花が咲きます。
ヒマワリの種をまくと、ヒマワリの花が咲きます。
まいた種に応じて、花が咲くのは自然の法則なのです。
同じように、幸せのタネをまくと、幸せの花が咲きます。
あなたは、幸せのタネと、不幸せのタネ、どちらを多くまいていますか。
「どうせ、私はダメだから」
「どれだけ苦労しても報われない」
「誰も、分かってはくれない」
と嘆いている人は、幸せになりたいのに、幸せのタネよりも、不幸せのタネを、多くまいてしまっているのかもしれません。
私は、仏教講師として全国でセミナーを開催するかたわら、家庭や職場の人間関係、恋愛、勉強のしかたまで、さまざまな悩み事の相談を受けてきました。メルマガやブログでもアドバイスを続けています。
すると、とても多くの方から、
「心が楽になりました」
「あきらめずに、頑張る元気がわいてきました」
という喜びの声を頂くようになりました。
仏教には、「幸せな私」になる原因と結果の法則が教えられています。私は、その明快な法則を、その人その人の悩みに合わせて、分かりやすくお伝えしているだけなのです。
こんなことを言うと、
「仏教って、葬式や法事が仕事じゃないの? 私には関係ないと思っていた」
と思う方が大半ではないでしょうか。
実は、お釈迦さまは亡くなった人のために仏教を説かれたことはないのです。
生きている人の、苦しみ悩みを根本から解決する教えを説き続けられたのがお釈迦さまなのです。
では、どうすれば幸せの花を咲かせることができるのか……。
私がこれまでに出会った皆さんの悩みを通して、お話ししていきたいと思います。
仏教講師・作家 岡本一志