目標はあるのに取りかかれない


 

お悩み

 まえからダイエットしようと思っているのですが、気が重くて取り組めていません。始めてしまったら続けなければならないと思うと、いままで挫折した経験がよみがえって、始められません。

 

お答え

 私たちは、やればいいと分かっていることでも、なかなか、実行に移せなかったり、重い腰が上がらなかったりすることがあります。
 そんな時、どのように考えればいいのでしょうか。

 そして、やろうと決めたことを、長く続けることができる人と、続かない人との違いはどこにあるのでしょうか。


 たいていの人は、毎日30分間、英会話の勉強をしようとか、1日10分は部屋の掃除をしようと決意した時、
「明日からやろう」
と思いますが、これがボタンのかけ違いなのです。

「明日からやろう」と思うと、明日になったら、また、明日やればいいかという気持ちになってしまって、結局、やらずじまいで、ずるずると日がたってしまいます。

 

 

 逆に、「今日1日だけやろう」と思うと、忙しい日や疲れている時でも、もうひと頑張りできるものです。

 体が疲れていても、休む前に「10分でも読もう」と決めている本を読んだり、仕事が忙しくて余裕がない時でも、帰りを待っている家族にメールを送ったり、ねぎらいの言葉をかけたりすることができます。

 掃除にしても、今日1日だけ頑張ろうと思ったら、パッと体が動いて、実行できるものです。


 1カ月といっても1日が30集まったものです。

 毎朝、目が覚めた時、「今日1日だけやろう」と思って取り組んでみてください。

 気がつけば、1カ月たっています。


 つらくて、もうやめようと思った時も、とりあえず、「今日だけ頑張ろう」と思ってやってみてください。振り返れば、その足跡が、1年となっています。

 そして、実行したことは全て、あなたの力となり、あなた自身に返ってくるのです。


 つらい時、苦しい時は、「今日1日だけ」と思って立ち向かってみましょう。必ず、道は開けます。

 

 

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2018年07月13日