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地獄 はどこにある?

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地獄 の意味について仏教に学ぶ

  1、等活地獄 

 仏教では、はかり知れない地下の底に等活地獄があると説かれている。
 この地獄に堕ちた罪人達は、どうしたことか、
 互いに顔を見合わせると憎くなり、つかみ合いのケンカを始める。
 鉄のツメで相手をひっかき、鮮血はあたりに飛び散り果ては肉もなくなるまで 争う。

 白骨だけが残ると、そこへ獄卒がやってきて骨を微塵に砕く。
 トタンに一陣の凉風が吹いたかと思うとどこかで
 「活!! 活!!」と叫ぶ声がする。

 この声を聞くと粉々になった骨が何時の間にか、くっついて元の骨組みになり、 辺りに飛び散っていた血肉も忽ち、元の身体になる。

 元の身になると、また、鉄のツメで引っかき合って、苦しみが絶えること
 なしと説かれている。

 我々の心の無底の底にある、等活地獄の業相を教えて余すところがない。
 自己を内観すればする程、その適切な表現に慄然とせざるを得ないではないか。
 亭主が、したたか酒を飲んで、夜おそく帰ってくる。
 女房はフテ寝をして、タヌキ寝入りして起きて来ない。

 亭主は酒の勢いで「オイ、開けんか」と玄関の前で怒鳴り散らす。 
 
 隣り近所の手前、しぶしぶ起きてきた女房と、一言二言いい争ううちに、
 ハデな大ゲンカが始まる。ところが、これで夫婦別れをするのかと思うと、
 翌朝は二人ともケロンとしている。

 家庭の中では夫婦生活が空中分解し、親子が対立し、職場では労使が、
 いがみ合い、世界では民族間、宗教間での争いを繰り広げています。

 このような日々の姿の中に、等活地獄を見ることが出来ます。

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