散る桜 残る桜も 散る桜 of 大阪仏教勉強会(目からウロコの仏教講座)


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大阪を中心に仏教の勉強会を開催しています。
人間の心を詳しく教えられた仏教の教えを分かりやすくお伝えする「目からウロコ」の勉強会にぜひご参加下さい。

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心が変われば

世界が変わる☆

第134号

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▼こんにちは☆

昨日は、小野での勉強会でした(^^)


人間の実相のたとえ話について

今回は、その深海について何を譬えられた

ものか話をしました☆


寿命の藤蔓が切れた時に、

落ちてゆかねばならない先が深海

なんですね。。


「散る桜 残る桜も 散る桜」

良寬和尚の辞世の句と言われていますが、

戦争中、特攻隊の遺書にも多く引用されて

いる句のようです。


桜の木から花びらが散っていきます。

その散っていく花びらを見ている木に残った

花びらもやがて散りゆくさだめにある。


私たちも、多くの人の死を目にしますが、

いつまでも、人の死を見続ける事ができる

わけではなく、私もやがて命を終える

さだめにあるということなんですね(>_<)


ところが、自分にそんな未来がやってくる

とは、なかなか思えないものです。


▼4歳でお父さんを亡くされ

8歳でお母さんをなくされた親鸞聖人は

今度死ぬのは自分の番、死んだらどうなるのか

真剣に考えられ、後生暗い心の解決がしたい

と比叡山に登られたのは、9歳の時でした。


その時に、比叡山の慈鎮和尚は、聖人の

尊い気持ちに感心しながらも、

「今日はもう遅い、出家の式は明日にしよう」

と告げます。


その時に、紙と筆を手に取られ、

慈鎮和尚に手渡したのが

「明日ありと思う心の仇桜、

 夜半に嵐の吹かぬものかは」

という歌でした。

「今を盛りと咲く花も一陣の嵐で散ってしまいます。

 人間の命は桜の花よりもはかないものと聞いています。

 明日と言わず、どうか今日出家の式をして頂けないでしょうか」

という気持ちを歌で表したのですが、

その無常観に驚いた慈鎮和尚は、その日のうちに

式を執り行ったといわれています。


▼「おくりびと」という映画が話題になりましたが、

自分もいつかは「おくられびと」になる時が来ます。

では、送られてどこにいくのでしょう。


自分の人生の最後を真面目に見つめた時に、

その事が大問題となるのだと思います。

その私たちにとってもっとも知りたい事を

お釈迦様は深海、深い海と譬えられたんですね☆


今日も、河内堂で人間の実相について

お話しをする予定です☆

勉強会に関心のある方は、

お気軽にお問い合わせください(^o^)

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