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心が変われば
世界が変わる
【12月8日号】
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この数日、テレビでは、いろいろな事件が多発しています。
大阪堺市の50才の無職男性が、窃盗容疑で逮捕され
さらに、象印元副社長殺害の関与も疑われています。
20代の頃は、子煩悩な優しいお父さんだったそうですが、
人生が大きく狂ったのは、
お母さんがなくなって、
数千万という多額の遺産が入ってきた時からと言われています。
暮らしぶりが派手になり、
さらに、ブティックもオープンしたのですが、
事業が失敗し、いつしか数千万の借金となり、
その借金を埋め合わせようと思ったのか、
保険金目当てに自宅に放火をして、
それが発覚し、実刑判決をうけ、
出所してきたばかりだったといいます。
お金が入ってこず、真面目に働いていたら
そのような事はなかったのかと思うと
お金の恐ろしさを痛感します。
お釈迦様にもこんなエピソードが伝えられています。
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「そこに、毒蛇がいるぞ。かみつかれぬように」
「ハイ、心得ております」
釈尊に従って歩いていた阿難が答える。
その会話を聞いた農夫が、怖いものみたさにのぞいてみた。
なんとそこには、まばゆい金銀財宝が、地中から顔を出しているではないか。
「昔、だれかが埋め隠したのが、大雨で洗いだされたにちがいない。こんな宝を毒蛇と間違うとは、釈迦も、まぬけやろうだ」
農夫は喜んで持ち帰った。
いっぺんに生活は華美になり、国中の評判になった。王様の耳にも入り、あやしまれ、厳しい詮議を受けて白状した。
かかる大枚の財宝を横領するとは、許せぬ大罪。死刑に処するが3日間の猶予を与える、と、いちおう帰宅させた。
次第をきいて家族は、嘆き悲しんだ。
「ああ、お釈迦さまは偉い。間違いなく毒蛇だった。オレが噛み殺されるだけでなく、妻子にまで毒がまわり、たいへんなことになった。家族そろって平和に暮らせるのがなによりだ。財宝が、かえって身を責める道具になった」
農夫は心から懺悔した。
翌日、呼び出しがかかった。
死刑が早まったのかと、青ざめて法廷に出ると、
「おまえの罪はゆるす」
との大恩赦。理由は、
「おまえが帰る前に床下に家来を忍ばせて、すべてを聞いた。釈尊のお言葉から、おまえの懺悔。考えてみると、おまえばかりが毒蛇にかまれるのではなかった。とりあげるオレも、酒色におぼれ、国を破滅させるところだった。財宝は釈尊に使ってもらおう」
とのことだった。
一部始終を聞かれた釈尊は、微笑されながら、
「この世の宝は身を苦しめる道具になることが多い。さっそく、みんなが絶対の幸福になる仏法を伝えるために使おう」
と、お預かりになった。
大臣や総理までつとめたものが獄舎につながれ、毒にあてられ、悩んではいないか。
毒蛇の被害者は、周囲にみちている。
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そう思っていた矢先。
ある人と話をしているとこんなニュースも聞きました。
12月5日、中国自動車道で、
高級車14台が玉突き事故を起こしました。
14台のうち8台がフェラーリ、1台はランボルギーニ、3台はベンツ。
ちなみにフェラーリ愛好家の人達が
高速道路をツーリングをしている時に、
先頭を走っていた車がスリップ
相当のスピードが出ていた為に、
立て続けに玉突き衝突となり、大破ということ。
ところが、さすがはフェラーリというべきか
乗っていた人はみんな軽傷だったそうですが、
修理などの被害総額は、数億円だそうで、
家どころかビルが建ってしまいそうです(>_<)
持っている人は持っている人の苦しみがありますね。
といっても決して、お金が悪いのでは無くて、
何に使うかが、大事なんですよね
★12月の勉強会★
10日(土) 19:00-20:30 梅田生涯学習センター
14日(水) 19:30-21:00 難波河内堂
16日(金) 19:30-21:00 梅田生涯学習センター
24日(土) 14:00-16:00 難波河内堂
26日(月) 19:00-21:00 梅田生涯学習センター