正義は人間を最も残虐にさせる

怒りは自己を正当化し、正義になりすまそうとする

仏教では、自分の欲が妨げられた時に出てくるのが怒りであると説かれています。どんなに、大義名分があり、相手が不条理なことをしたとしてもそこに怒りを起こすのは、それが自分の都合に反し、思いを妨げたからです。
政治家の不正なバラマキを知ると腹を立てます。ところが、その恩恵に自分があずかる立場なら、喜ぶでしょう。理屈では正義の戦いでも、感情では、利害の対立であることがほとんどではないでしょうか。
一方的に相手が悪で、自分が正義と決めつける前に、自分のどんな都合や欲で腹を立てているのかをよく見つめなさいと教えられています。

自分が正義と思ったとき、人間はどれだけでも残酷になれる

正義の恐ろしさというのは、自分が正義だと思うと、ためらいなく、相手を傷つけてしまうことです。
典型的なのは、戦争や、民族紛争、宗教戦争です。どんな戦争も、自分の正義を主張します。そして、敵を滅ぼすのは善いことだと教育して戦地に送ります。その結果、対立する勢力に対して、考えられない残虐な行いをしてしまうことになるのです。
歴史的に見ても、あからさまな略奪や侵略によってなされた残虐行為よりも、神の名のもとになされた処刑や植民地化、一つの思想を完全なものと信じてなされた粛正のほうが数や規模からも、圧倒的に多くの犠牲を出しています。

聖徳太子は、十七条憲法

我、必ず聖ならず、彼、必ず愚かなるにあらず。ともにこれ凡夫(ぼんぶ)のみ

といわれています。浄土真宗の開祖・親鸞も、

善悪の二つ総じてもって存知せざるなり

と言われています。
怒りは自己を正当化し、正義になりすまそうとします。正義のもつ恐ろしさをよくよく自覚しましょう。

 

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