仏教を説かれた釈迦の幼年時代について

2人の師匠の辞任と弱肉強食を悟られたエピソード

幼少期のお釈迦さまは、どんな方だったのでしょうか。

こんなエピソードがあります。

シッダルタ太子(のちの お釈迦さま)は、王様の跡取りとして、英才教育を受けました。

立派な太子には秀れた師匠を持たせねばならないと考えた王様は、当時インド一番の大学者であったバッダラニーを学問の師匠に迎えます。

さらにインド一番の武芸の達人、センダイダイバを武術の師匠として加えました。

太子7才のときでした。

シッダルタ太子は、まさしく天才で、1をきいて10を知るどころか、100も1000も悟っていきます。

「このままではやがて追い抜かれてしまう。インド一の学者、武芸者が、子供に負けたとあっては面目がない」

そう危惧した2人の師匠は、

「私にはもう太子に教えることはありません」

と、王様に辞任を申し出たといわれています。

このように抜群の才能に恵まれたシッダルタ太子でしたが、成長するにつれて、何か深刻に物思いにふけるようになります。

少年のころから冥想的、内省的な性格であったシッダルタ太子は、ある年の耕転祭(こうてんさい)で、鳥が虫をついばむのを見て、弱肉強食の現実を知りました。

人間社会も、力あるものが力ないものをしいたげている。その過酷な現実に、太子は悲嘆なさったのではないか。

生きることの罪深さを、鳥が虫をついばむ自然界の弱肉強食の姿から、深く知らされたのではないかと拝察します。

 

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