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感謝ができないのはなぜ?知恩・感恩・報恩の教え
よく「感謝ができない」という悩みや相談を受けることがあります。子供の頃から、学校や両親から「感謝しなさい」と教えられてきました。いろいろな自己啓発書の中にも、「何事にも感謝しよう」と書かれています。
ですが、「感謝しなさい」といわれても、「どうしたら感謝する気持ちになれるのか」ということについて、教えてくれる人は少ないのではないでしょうか。
どうしたら感謝できるのかが分からない人に感謝しなさいと言っても、感謝ができない自分はダメ人間だと思って、落ち込んでしまうかもしれません。
お釈迦さまはこれについて、知恩(ちおん)、感恩(かんおん)、報恩(ほうおん)の三つを教えられています。
知恩とは、自分が支えられていることに気づくこと
知恩とは、自分が支えられていることに気が付くことです。「自分は、誰にも頼らず、生きている」と思っている人はいても、実際に、自分だけの力で生きている人はありません。必ず、誰かの何かの支えを受けています。
今の自分の幸福はだれの幸せのおかげでしょうか?
自分がいろいろな人や物に支えられていることを知れば、「ありがたいな」「うれしいな」という感謝の心がわいてきます。感謝ができないのは、そもそも自分が受けている「おかげ」を知らないからです。だからまず、知恩(自分が支えられていることを知る)が最初です。
支えられていることに気が付けば、感恩の気持ち(感謝)が出てきます
支えられていることを知れば、ありがたいなという感謝の気持ちがわいてきます。これが、感恩ということですね。
幸せな人が感謝するのではなく、感謝する人が幸せになるとも言われますね。
世界で最も不幸な人は感謝の心のない人です。
どんなに財産や名誉がなくても、感恩の心のある人は、幸福なのです。
感恩の気持ちは、報恩になります
ありがたいなという感謝の気持ちになると、「自分を支えてくれた人のために頑張ろう」という気持ちになります。これが報恩です。
知恩から、感恩、感恩から報恩とつながります。
恩に報いる人は、幸せになれます。
報恩の種まきは尊い善行と教えられ、幸せになるための大切な種まきだからです。
まずは、知恩が出発点ですから、様々な支えを受けていることに気づくところから始めてみてください。
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