人生は孤独

みんなさびしい魂を抱えて生きています

前回は、人間の実相のたとえ話の中の人生は旅ということについてお話ししていました。
では、どんな季節を旅していたかというと、秋の夕暮れ時でありました。
秋の夕暮れ時とは、人生の寂しさ、孤独を例えています。孤地獄(こじごく)ということが、仏教に説かれますが人生もまた孤地獄です。
有名な、大無量寿経というお経に

人世間愛欲の中にありて独り生まれ独り死に独り去りて独り来る

という言葉があります。
「世間の人は皆、愛したい愛されたいと思っているが、独りでこの世に生まれてきて、独りで死んでいかねばならない人生とは実に一人ぼっちなんですよ」ということです。

【人生はタライよりタライに映る50年】一休は
人生はタライからタライにうつる50年
と歌いました。
はじめのタライとは、産湯で生まれたばかりの赤ちゃんの体を洗うタライです。次のタライとは棺桶のことです。生まれてきた時も素っ裸なら死んでいく時も丸裸です。生まれてきた時に何も持ち合わせていません。生きている間、学校で知識を詰め込み、お金を稼ぎ、家を建て、家庭を築き、いろいろのものを手に入れますが、死んでいく時はすべてを手放さなければなりません。まさに、独生独死独去独来であります。

【生きているときもまた孤独】
生まれてくるときも、独り死んでいく時も、独りと言われていますが、独りなのは 生まれ死ぬ時だけなのでしょうか?
そうではないのです。
生まれてから死んでいくまでの間も実は孤独なのです。
皆、分かり合えぬ魂を抱えて生きています。
だから、人生は寂しい秋の夕暮れ時となるのです。

 

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