どんなに今が楽しくてもどこにとどまることはできません
仏説比喩経のたとえ話の中で、まず、私たちを、旅人と例えられています。お釈迦様は、人生を旅、そして私たち人間を旅人にたとえて教えられています。
人生を旅にたとえている歌や文学作品は多いです。
・月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人なり。
松尾芭蕉
・生きることは 旅すること 終わりのないこの道
美空ひばり 川の流れのように
・人はだれでも 幸せ探す旅人のようなもの・・・
銀河鉄道999
とあげればきりがありません。
人生を旅に例えるのは仏教だけではありません。
では、旅と人生のどこに共通点があるのでしょうか?
【決してとどまることはできないから旅人】
旅人は旅をしているからこそ、旅人です。もし、旅人が旅をやめて途中の村に住みついてしまったら旅人ではなく、住人になってしまいます。
ですから、旅人は、旅人であるいじょう、この村がいいなと思ってもそこにとどまることはできないのです。
私たちの人生も同じです。どれだけとどまりたいと思ってもとどまることはできません。
昨日から今日、今日から明日へと決してとどまることができない旅をしているのです。
一休は
世の中の娘が嫁と花咲いて
嬶としぼんで婆と散り行く
と歌いました。
女性は、娘→嫁→嬶→婆と進んでいき、最後、婆と散って行く。これが女性の一生ですが、男性も呼び名が違うだけで同じコースをたどります。
どれだけ、娘の頃がよかったと思っても、娘時代に戻ることはできません。今が一番、幸せだと思ってもそこにとどまることはできません。
昨日から今日、今日から明日へと留まることのできない旅をしていますから、人生は旅です。
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