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あなたの信頼口座残高は?信頼関係を築く方法
沢山の善を六つにまとめた六度万行の2番目に、今回は、布施の次に教えられている持戒についてお話しましょう。
昔も今も、人間が生きていくにはお互いに協力したり助けあったりしなければ生きていけません。
お互いの助け合いの中で大事なものはなんでしょうかそれは、信頼関係です。
信頼関係は、仕事の上でも、友だち関係でも、家族、夫婦、恋人同士でもとても大事なことです。
そして、自分が周りから信頼されるというのは人生の中でとても大事な幸せの要素です。
「自分を信じてよ」
「今度だけは本当だから」
「俺のことが信じれないのか」
とどんなにいっても相手は信じてくれません。その人を根本的に信じられるかどうかとういうのはその人の言葉ではありません。
その人のこれまでの行動です。その人が普段から、言ったことをきちんと実行しているかどうかということです。
持戒とは、戒律を守るということで、今で言えば言行一致ということです。
言ったことは、やる。約束したことは守るということです。
当たり前のことですが、これが難しい、私達は相手との約束を自分の都合でいい加減にしたりないがしろにしたりしてしまいがちです。
そして、言い訳をしてしまい、相手からの信用を失ってしまうことがあります。
この約束を守るということはとてもむずかしいことですがそれを心がけていくと信頼という財産になるのです。
些細な約束だと思っても、破られた相手は傷つくもの
気をつけなければならないのは、些細な約束だと思っても、破られた相手にとっては、傷つくものです。
「週末、食事に行く約束だったけど、仕事が入っていけなくなった。」と約束をキャンセルすることもあります。
自分の目線で見れば、「仕方がない」かもしれませんが、相手にとっては、「折角、予定を明けていたのに」と面白くありません。
度重なると、「結局、私よりも大事なものがあるのだ」と裏切られた気持ちにさせてしまうでしょう。
もし、約束を果たせないときは、十分誠意を持って接するべきです。
自分との約束を果たせば自信になります
相手との約束をキチンと守っていけば、信頼になります。取引先でも、友人同士でも、家族間でも、この積み重ねがによって信頼が築かれますね。
一方、自分で決めたことをキチンと果たして行けば、自信につながります。
簡単な目標設定でもいいので、一つ一つ確実にやり遂げて行くと、「自分はやれば出来るんだ」という自信になります。
名誉欲に振り回されない:出来ない約束はしないことが大事
いずれにしても、出来ないことは約束しないことが大事です。人間の煩悩の中で、名誉欲という欲の心が教えられていますが、これは、自分をよく見たい、よく見られたいという心です。
この名誉欲に振り回されて、出来もしない約束をしたり、出来もしない目標を立ててしまいます。
誰しも、いい格好をしたい、自分は出来る人間なんだと思いたいという名誉欲があります。
しかし、自分の心を見つめ、これまでどうだっただろうかと振り返ることが大事です。
派手なことをするよりも地道にコツコツと積み上げていった方が、長い目で見れば、必ず、良い結果が現われます。
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