私たちは幸せになるために生きている

親に感謝できないのは、自分が生まれて、生きていることに、喜びがないから

人間関係の悩みの中で、最も複雑なのは、親子の関係です。他人なら、どうしてもうまくいかなければ、職場を変えるか引っ越しするか、離れて暮らすということもできます。
夫婦でもどうしようもなくなったら、別れるというのも一つの選択肢です。ですが、親子関係というのは、どこに行っても親子であることには変わりありませんから、切っても切れない関係です。
親に感謝できない。親への恨みや憎しみが忘れられないという悩みを抱えている人は少なくないのではないでしょうか。
親といってもいろんな親がありますから、親に感謝できない、恨んでいるというのは、親にも問題がある場合も多いです。
しかし、お釈迦さまは、「全ての人は、親から大変な恩を受けているのだよ」と教えられています。有名な「親の大恩十種」といわれるものですが、その中から、四つ紹介しましょう。

懐胎守護の恩

これは、母親のおなかの中で十月十日、ずっと守ってもらったということです。激しいつわりのために、やせていく人もあります。
そんな中、胎児の骨や歯を造るためのカルシウムを、母親の血液から分け与え、血液中で足りなくなると、今度は母親の骨を解かしてカルシウムを運ぶといわれます。重病のようになるのも無理はありません。それでも母親は、心を静め行いを慎み、子供の成長を願うのです。

臨生受苦の恩

生むに臨みて大変な苦しみを受けるということです。出産の苦しみですね。ある小学校では、鼻の穴からスイカが出るほど大変だと教えていると聞いたことがあります。お産の苦しみを陣痛といいますが、陣は戦陣というように、戦という意味ですから、女性にとってお産は戦場に臨むようなことなのです。

生子忘憂の恩

生まれたわが子を見て、これまでの憂い苦しみを忘れて、喜んでくれたということです。私たちの名前には、私たちが生まれてきた時の両親の気持ちや願いが納まっています。美咲、健太、幸恵、直人などなど、どんな人の名前も、幸せになってほしい、まっすぐに育ってほしいという願いがこもっています。悪夫とか愚痴子という人はいませんね。

乳哺養育の恩

生まれたばかりの赤ん坊は時間を問わずお乳をねだり泣きだします。そのため、赤ん坊が生まれて間もなくは、まともに寝る間もありません。

親に感謝できないのは、自分が生まれて、生きていることに、喜びがないから

このように、おなかの中で守ってもらい、大変な苦しみを乗り越えて生んでもらった、幸せを願って名前をつけ、寝る間もなく養ってもらったからこそ、今、あなたはここにいるのです。これらの恩は、誰もが受けているものなのに、誰もが忘れてしまって記憶にすらありません。でも、あなたが今、生きているのが動かぬ証拠なのです。

では、どうして生んで育ててくれた親を恨んでしまうのでしょうか?

それは、自分自身が生まれて、生きていることを喜べていないからです。「こんなに苦しい人生なら、生まれてこなければよかった」と、生まれてきたことを恨んでいると、育ててくれたことに感謝できません。
反対に、喜びに満ちた人生を歩むことができれば、両親への感謝の心もわいてくるのだ、とお釈迦さまはおっしゃっています。
今、自分が生きていることの幸せを感じることができれば、きっと、親子の関係も変わってくることでしょう。
自分自身の存在の意味を感じ、今、生きていることの素晴らしさを知りなさいとお釈迦様は、父母の恩を通して、教えられています。

 

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