おもてなしの精神を大切に
最後の七つ目は房舎施(ぼうしゃせ)といわれるもので求めてくる人、訪ねてくる人があれば一宿一飯を施すことです。
最近、民泊というものが、日本でも話題になっています。もちろん、これは有料のサービスですが、人気の秘訣は、ホストのもてなし精神だそうです。
一宿一飯とまで行かなくても、遠路来られた方を、もてなす気持ちを大事にしたいですね。
これまで、無財の七施についてお話ししてきました。この七つの施しは、貯金がまったくない人にでもできます。そして、それを実行すれば必ず幸せの花が咲きます。
しかし、この七つの布施を実行するには、たった一つなければならないものがあるのです。それはなんでしょうか?
それは、思いやりの心です。
相手を思いやる心がなければ、どれだけお金や物をもっていても、布施をすることはできません。逆に、思いやりの心があれば、どんな人にも幸せのタネまきができるのです。このことからも、布施の一番大事なのは、その心がけであることがわかりますね。
この無財の七施はだれでも今日から実行できますね。さっそく幸せのタネまきをしましょう。
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