底知れない欲の心に苦しんでいます

貪欲(とんよく)・底の知れない欲の心に振り回されて苦しんでいる

底の知れない欲の心を仏教で貪欲といいます。金が欲しい、物が欲しい、褒められたい、認められたいという私たちの欲の心には、際限がありません。

自分の欲を満たすために他人をだましたり、傷つけたり、遺産相続をめぐって親戚同士が争ったりすることは、決して珍しいことではありません。世界中の戦争、紛争などを見ても、この欲の心が動機になっていることが、多いのではないでしょうか。

貪欲を青鬼で表されるのは、欲が底知れぬ海のように深いから

なぜ、その貪欲青鬼に例えられるのかというと、欲には底が知れないからです。
海は、深くなればなるほど、その青さを増して行くように欲望も、満たせば満たすほど、深くなっていきます。「もっと欲しい、もっと」という欲の心は果てがありません。

五欲(ごよく):代表的な五つの欲を教えられたもの

お釈迦様は、私たちの代表的な欲を五欲(ごよく)と教えられています。
五欲とは、食欲(しょくよく)、財欲(ざいよく)、色欲(しきよく)、名誉欲(めいよよく)、睡眠欲(すいみんよく)の五つです。
私たちは、この五欲を満たすため、朝から晩、晩から朝まで、駆けずり回っています。朝は、少しでも寝ておりたいと思います。起き上がると、「お腹がすいた」と食欲です。電車の中では、あの子かわいいな、素敵だなと色欲が出てきます。
会社につくと、「よし儲けるぞ、頑張って認められるぞ」と財欲、名誉欲です。仕事が終わると、「お腹がすいた、眠たいな」、家に帰ればごろんと横になって寝てしまいます。
このように、毎日何のために、日々を費やしているかといえば、この五欲を満たすためと言っても言い過ぎではないのではないでしょうか。もちろん、生きていくためには必要なことです。
しかし、忘れてはならないことは限りのない欲を満たそうと振り回されている間に、限りのある命を瞬く間に失ってしまうということです。

 

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