カルマとは何か・意味

カルマ(業)とは?意味を簡単にわかりやすく解説!仏教的運命の法則

この記事はこんな人にオススメ
  • カルマ(業)の仏教的意味を知りたい人
  • カルマを知って人生を変えたい人
  • 仏教の基本を学びたい人

今回の記事を読めば、仏教の基本的な教えであるカルマ(業)の理解が進み、仏教で教えられる運命の法則を理解できます。

 

 

カルマとは

カルマとは、「業」(ごう)のことです。

仏教で、業は「行為」を意味し、業には目には見えない力があるので、業力と言われます。

一般的に使われるカルマは、この業力をさしているように思いますね。

業によって蓄えられた力を、カルマとよび、カルマをスピリチュアル的な意味で、使われているのでしょう。

カルマと言うのは難しく考える必要はありません。

わかりやすく、はっきりと理解すればいいのです。

カルマは、業であり、行為であり、力があるので、業力とよばれていると。

では、行為によって生み出された業力(カルマ)は、どこにあるのでしょうか?

カルマ(業)は阿頼耶識におさまる

目に見えないカルマ(業力)は、阿頼耶識という深い心に収まります。

阿頼耶識については、こちらで解説していますので御覧ください。

根本の心・阿頼耶識とはどんな心か?

私たちの永遠の生命である、阿頼耶識の中にカルマは収まり、「縁」がくると運命を引き起こすのです。

カルマと運命の法則

私たちの運命を決めるのは、カルマ(業)であることに間違いありません。

不思議な力によって生み出されたものではなく、あくまで「私たちの行為」によって生み出されたものなのです。

つまり運命は、「自業自得」によってきまります。

自らつくった、業によって、自らの運命が決まっていくのです。

自業自得については、因果の道理ともいわれます。

因果の道理については、こちらの記事で書いていますので、お読みください。

因果の道理とはまとめるとどういうことか

カルマはどうやって消滅する

因果の道理を知ると、カルマには善業力(善いカルマ)と悪業力(悪いカルマ)があることがわかります。

善いカルマなら沢山ためたいですが、悪いカルマなら消したいところ。

では、一度作ったカルマは消滅するのかというと、縁と結びつき結果がでることで消滅します

しかしそのときには新たな行為をしていますので、あたらしいカルマ(業力)が生み出されていることでしょう。

カルマと流転輪廻

カルマというのは自分が死んでも、阿頼耶識の中に残り続けます。

ですので、不滅の業力と言われるのです。

肉体が滅びたらどうなるのかというと、業力によって次の生に生まれ変わります。

だから流転輪廻するのです。

流転輪廻とは苦しみの世界ですが、私たちは悪いカルマ(悪業)を作り続けているので、苦しみの世界を回り続けているということを知っておきましょう。

カルマによって流転輪廻すると言われますが、「自分のやった行為の結果を次の世界でも受け続ける」という自業自得であることに変わりはありません。

悪いカルマ(悪業)ばかりする私たちが、どうやったら幸福に慣れるのか。

ぜひ続けて話をきいてくださいね。

 

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執筆者:岡本一志
一般社団法人全国仏教カウンセリング協会代表 仏教の教えにもとづいたアドバイスをしている 著作に「心がほっとする仏さまの50の話」三笠書房 「心がすっと晴れる仏さまの伝えたかったこと」 など計5冊、累計35万部突破のベストセラー
 

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