行いの力は百頭の像よりも強い
植物の種に、花を咲かせる力が宿っているように、行いにも結果を生み出す力があります。この力を仏教で業力といわれます。
「誰も見ていなくても、私たちが言ったり、やったり、思ったりした行いは、結果を生み出す力となって、消えずに、その人自身に宿るのだよ」と、お釈迦さまは説かれます。
ちょうど、植物の種に花を咲かせる力が宿っていることに例えて、私たちの行いをタネと言われるのです。
一九五一年、千葉市で、弥生時代(約二千年前)のハスの種が発見されました。発芽を試みたところ、ピンクの見事な花を咲かせ、世界を驚かせました。一粒のハスの種が、二千年間、花を咲かせる力をずっと蓄え続けていたことに、感動する人は多いでしょう。
このハスの種のように、私たちの行いには、結果という花を咲かせる強い力があると教えられているのです。
私たちの運命を生み出す業力は、とても強い力を持っているので、仏教では、大象百頭よりも強いといわれています。
動物の中で一番の力持ちは象でしょう。業力は、その象、百頭の力よりも強いといわれますから、大変な強さなのです。
業力不滅・行いは力となって消えずに本人に宿っている
この業力は、結果として現れるまで、消えることはありません。これを業力不滅とか、不滅の業力といわれます。
仏教の教えからいえば、どんな行いも、遅いか早いかの差があるだけで必ず結果となって現れます。
このことが分かれば、表裏なく、悪い行いはつつしみ、善い行いをしようという心掛けになります。
では、業力はどこに蓄えらえるのでしょうか?
それは、私の根本の心に蓄えられると説かれますが、根本の心とは一体何か?次の記事をご覧ください。
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