日々是好日とはどんな意味なのでしょうか?

日日是好日・毎日が幸せのタネまきができる素晴らしい日

確かに、道理理屈で考えても、日にいい、悪いがあらかじめ決まっているというのはおかしな考えです。もし、いい日、悪い日が決まっているのなら、いい日には、地球上の全人類にいいことが起きなければなりません。悪い日には、同じく、全人類に悪いことが起きなければなりません。

大安に結婚したカップルと仏滅に結婚したカップルとでは、仏滅のカップルのほうが離婚率が高いことにならねばなりませんが、そんな統計データを聞いたことがありません。
また、合格発表の当日、試験に合格した人はいい日ですが、不合格だった人には残念な日になってしまいます。同じ日でも、人によって、良い日になったり、悪い日になったりします。

だから、お釈迦様は、もともと、日によい、悪いが決まっているという考え方は、根拠のない迷信なのだよ、そして、根拠のないことをどれだけ信じていても幸せにはなれないのですよと教えられています。

では、私たちの今日の一日が、良い日になるのか悪い日になるのかは何によって決まるのでしょうかそれは 1人1人の行いが違うから、1人1人の1日は、まったく違うものになるのだよと教えられています。

結婚後の生活が、上手くいくかどうかは、結婚式を挙げた日によってきまるものではありません。その後のお互いの努力や思いやりによって決まるのです。試験に合格するかどうかも、受験した日や、合格発表の日で決まるのではありません。それまでのそれぞれの努力によって決まるのです。

最初から、悪い日というのは決まっていません、どんな人でも、幸せの種まきに心がければ、今日の一日をすばらしいものにできるのです。
自分の悪い種まきが、今日の一日を後悔の一日にするのです。どんな、雨風台風の日でも、一生懸命、良い種まきに心がければ、一歩前進、意味ある一日になります。

仏教の言葉に日日是好日(にちにちこれこうにち)という言葉がありますが、どんな日も、幸せのタネをまくことができる すばらしい日(好日)ということです。

では、どんなタネをまけば幸せの花が咲くのでしょうか?それについては、関連記事をご覧下さい。

 

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