私たちの行いのことタネと教えられている
仏教では、私たちの行いを業といい、これは古いインドの言葉で、カルマといいます。一人一人の行いがタネとなって、一人一人の運命を生み出しているのだと仏教では説かれます。私たちの行いのことを、業種子とも言われます。
では、どんな行い(タネまき)から、どんな運命が現われるのでしょうか。
そのことについて、お釈迦様は、善因善果 悪因悪果 自因自果
と教えられています。
善因善果とは、善いタネからは善い結果、
悪因悪果とは、悪いタネからは悪い結果が引き起こるということです。
良い行いからは、幸せという結果が起こります。これが善因善果です。
悪い行いからは、不幸せという結果が起こります。これが悪因悪果です。
大根の種をまけば大根、スイカの種をまけばスイカが出てくるように、善い行為からは善い結果、悪い行為からは悪い結果が現れる。つまり、蒔いたタネ(行い)に応じた結果が現れるのですよ。ということです。
たとえば、あなたが優しい表情やまなざしをしようと心がけていると、あの人は感じのいい人だな、優しそうな人だなと思われ、周囲の人から好かれたり慕われたりします。
周りを思いやる行いが、好かれる、慕われるという結果となって現れるのです。逆に、いつも機嫌の悪そうな表情をしていると、誰も近づいてこなくなります。
これも、自分の悪い行いが自分に返って来ただけなのです。
これが、善因善果、悪因悪果ということです。
では、自因自果とはどういうことでしょうか。それについては、次の記事をご覧下さい。
メール講座のご案内
難しいお経の内容を噛み砕いて日本一わかりやすくブッダの教えをメールでお送りします。
メールですので、都合のいい時間にどんな場所でも少しづつ学ぶことができます。
さらに今ならレポートと無料音声ファイルを配布中ですのでお受け取りください。
音声ファイルは毎月先着100名様に限り配布となっております。(メール講座はいつでも停止できます。)
メール講座の内容はこちらで紹介しております。