意馬心猿(いばしんえん)に学ぶ┃ブッダの教えからみる心の仕組み

この記事はこんな人にオススメ
  • 心の扱い方を知りたいという方
  • 意志や理性を操りたいという方
  • 自分との付き合い方を知りたいという方

岡本一志

今回の記事を読めば、心の扱い方ついて知ることができます。

——–

執筆者:岡本一志

一般社団法人全国仏教カウンセリング協会代表
仏教の教えにもとづいたアドバイスをしている
著作に「心がほっとする仏さまの50の話」三笠書房
「心がすっと晴れる仏さまの伝えたかったこと」
など計5冊、累計35万部突破のベストセラー

 

YouTubeではもっと詳しく話していますので、ご覧ください。

我々の心は、目にも見えませんし、形もありません。

心とは、自分の心であっても非常に捉えにくいものです。

ただ、我々が感じる「幸せ」や「苦しい」といった感情もまた

心が感じているものです。

心によって迷い、心によって振り回され、そしてまた心が「幸せ」を感じています。

心の扱い方は、とても大切なことです。

上手に心を扱っていくと、苦しみを上手く対処でき、安らかに幸せに生きていけるでしょう。

意馬心猿│心は制御できない

心とは何なのでしょうか?

仏教の中で、意馬心猿(いばしんえん)という言葉があります。

この意馬心猿の意味を一言で言うと、心は制御しがたい、ということです。

馬は暴れ出すと、言うことを聞いてくれません。

猿は餌を見て騒ぎだしたら、言うことを聞いてくれません。

同じように私たちの心も、一度衝動に駆られて暴れ出してしまうと制御できなくなってしまいます。

仏教で説かれる「機」とは

仏教では、私たちの心をどのように捉えているのでしょうか?

仏教では、人間や人間の心を「」といいます。

この「機」は、機械という言葉で使われる「機」です。

意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、機会の「機」ではないのですね。

一体どういうことなのでしょうか?

さて、この記事を読んで頂いている皆さま、頭に何か機械を想像してみてください。

パソコン、車・・・・・etc  沢山あると思います。

では、その想像した機械を、頭の中で動かしてみてください。

スイッチを押したり、鍵を回したり、動かし方も様々でしょう。

ですが、皆さまが想像した機械には、共通点があるはずです。

それは、どんな機械も外部から働きかけて動き出しているのではないでしょうか?

実は、私たちの心も同様なのです。

私たちの感情は、外からの働きかけで動き出しています。

ちなみに仏教では、外からの働きかけをといいます。

私たちの心は外からの働きかけで動き出す

「心こそ 心迷わす心なれ 心に心 心ゆるすな」 沢庵善治の歌

私たちの心は、外からの働きかけでいかようにも動き出してしまいます。

私たちの心は、自身の力だけで心をコントロールすることは非常に難しく、

外からの外的な環境・きっかけに引っ張られやすいのです。

例えば、

ダイエット中に、美味しそうな食べ物を見てしまうと、つい食べてしまう。

触れられたくないことを言われると、怒りが爆発する。

そういった外的要因がきっかけで、心を抑えられなくなってしまう。

このことから、私たちの心のことを、仏教では「機」というのです。

意志・理性の正体

では、どうやって心を扱っていけばいいのでしょうか?

普段、自分の心をコントロールしようとするとき、理性や意志の働きとして捉えます。

意志や理性の力で、自分の衝動を抑えている。

そのように考えるのではないでしょうか?

まず知っておくべきは、意志や理性とは何なのか?ということです。

一般的に、「理性の葛藤」という言葉を聞くと、

自分の欲と、その欲を抑えようとする理性や意志が対立している、

と考えられています。

ですが、よく考えてみてください。

欲を抑えようとする理性や意志のさらに奥には、別の欲があるという場合が多いのではないでしょうか?

つまり、理性の葛藤とは、欲と欲の対立のことなのです。

五欲

では、欲とは何でしょう?

仏教で欲については、五欲(ごよく)として教えられます。

食欲  → 食べたい欲 

財欲  → 財に対する執着欲

色欲  → 異性に対する欲

名誉欲 → 褒められたい・認められたい・嫌われたくない欲

睡眠欲 → 寝ていたい欲

そもそも人間は煩悩の塊と言われています。 

それを仏教では煩悩具足(ぼんのうぐそく)と言います。

人は常に、五欲に縛られているのですね。

どれか欲の1つが外部から刺激されると、他の欲まで反応してしまい、収集がつかなくなることがあります。

欲と欲が対立して、葛藤することもあります。

まさに意馬心猿です。

そんな強大な力を持つ欲を、対処する方法はあるのでしょうか?

心の扱い方

五欲をうまく扱う役割を担っているのが、理性や意志の働きです。

理性・意志とはそれぞれの欲を動機づける調教師のようなものと考えてください。

理性や意志は、力で欲を押さえつけることはできません。

それほど、欲の力は強大なのです。

調教師である理性・意志は、上手に五欲のバランスを取って、総合的に自分にとって最もよい方向に力を活用する必要があるのですね。

もし欲が衝動的に暴れ出したら、今暴れているのだな、と感じて落ち着くまで待ってみるとよいでしょう。

意志の力をよく知る

御自身の意志の力をよく知りましょう。

・意志が弱いと自覚のある人ほど誘惑に負けにくい

・疲れたりして、意志力が弱まったときでも、大丈夫な環境設定をしておく

・衝動には勝てない。衝動の調整役が意志や理性の役目と心得る

心との付き合い方は自分との付き合い方です。

自分と上手に付き合える人は、他人ともうまく付き合えるのでしゃ

 

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