欲のために生き、欲のために死ぬ

欲を満たす楽しみに我を忘れている

人間の実相のたとえの中で、旅人は、のことも、のことも深海のことも、ネズミのことも忘れて、五滴の蜂蜜をなめることだけに没頭をしています。
この五滴の蜂蜜とは、五欲を満たす楽しみを例えています。
五欲とは、食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲のことで、これらを満たす楽しみを五楽といいます。この五楽が五滴の蜂蜜です。
命の実相を見れば、吸う息、吐く息が死と触れ合っているのに、ただ、美味しいものを食べたい、より豊かな生活を送りたい、ほめられたい、楽がしたいと五楽を求め、五楽を満たす楽しみに我を忘れ、人生に終わりがあることも忘れているのが、蜂蜜をなめることに没頭している旅人の姿です。

皆、急がなくてもよいことに一生懸命になっている

人生は、あっという間なのに、目先の欲を満たすことのみにかけがえのない命を費やしています。
そして、人生の本当に大切な大事を知りません。
世人薄俗にして、共に不急のことを争う (大無量寿経)
とブッダは説かれます。
「世人」とは、世の人はということ
「薄俗」とは、薄っぺらいということ
「共に不急のことを争う」とは、一緒になって、急がなくてもいいことを、争って奪い合っている。
ということです。勝った負けた、損した得したに振り回されている間に、人生は「あっ」という間に終わってしまうのです。
本当になさねばならない大事とはなんでしょうか。深く考えずにはおれません。

 

メール講座のご案内

難しいお経の内容を噛み砕いて日本一わかりやすくブッダの教えをメールでお送りします。

メールですので、都合のいい時間にどんな場所でも少しづつ学ぶことができます。

さらに今ならレポートと無料音声ファイルを配布中ですのでお受け取りください。

音声ファイルは毎月先着100名様に限り配布となっております。(メール講座はいつでも停止できます。)

メール講座の内容はこちらで紹介しております。

登録は
こちらから

 

ブッダの教える幸せへの
思考法無料プレゼント

関連記事

  1. 一つだけ自分に合うものを一生懸命やればすべてがそろう

  2. 意馬心猿(いばしんえん)に学ぶ┃ブッダの教えからみる心の仕組み

  3. 七つの自惚れ

  4. どんな行いが苦しみを生み出すのか?十悪の教え

  5. 一万時間の壁を突破して努力すれば必ず道は開ける

  6. 他人の評価は都合次第でコロコロかわる