怒りのツボを自覚しておく

ここを押されたらまずい!という怒りのツボを自覚しておく

これまで、腹が立ったり、相手とぶつかったりした時に、どのように自分や相手を見ていけばよいかをいくつかお話ししてきました。しかし、こうすれば一発で解決できる、という方法はありません。
なぜなら、私たちは煩悩の塊(煩悩具足)なので、キッカケさえあれば、すぐに腹を立ててしまうからです。
どんなキッカケで腹を立てるかも一人ひとり違います。
「約束の時間を破られるのは、とても腹が立つ」という人もあれば、「多少待たされても平気だけど、上から目線で言われると、冷静でいられなくなる」という人もあるでしょう。レストランの料理がおいしくないと機嫌が悪くなる人もあれば、食事の味は気にしないけれども、好きな野球のチームが負けると腹が立ってしかたがない、という人もあります。
これぐらい平気だと思って、言ったり、やったりしたことが、相手の怒りのツボにはまって、激怒させてしまうこともあります。

「なんで、こんなことで怒るんだろう」と思うのですが、相手にとっては、これほど腹立たしいことはないのです。
逆に相手の一言が、自分の怒りのツボにはまって、カッと頭に血が上るということもあります。「なんであの人は、自分の気にしていることや、言ってほしくないことを、ズバズバ言ってくるんだろう」と思っても、言った本人に悪気がない場合もあります。

怒りのツボは人それぞれ違う

怒りのツボは、人によって違います。相手の怒りのツボを知っておくと、その人と接する時は、そこには触れないように注意できますから、怒らせたりケンカになったりしなくて済みます。

自分の怒りのツボを自覚しておくと、なるべく、そのツボが押されないように縁(環境や状況)を選んでいくようになります。
そのツボを押してきそうな人が近くに来ると、避けることもできます。心の準備ができますから、万が一、押されてしまっても、ここで自分はいつも腹を立てるんだと自覚していれば、心の準備ができてブレーキがかかります。

怒ることが少ない人とは、自分の怒りのツボを心得ている人といえるでしょう。

 

メール講座のご案内

難しいお経の内容を噛み砕いて日本一わかりやすくブッダの教えをメールでお送りします。

メールですので、都合のいい時間にどんな場所でも少しづつ学ぶことができます。

さらに今ならレポートと無料音声ファイルを配布中ですのでお受け取りください。

音声ファイルは毎月先着100名様に限り配布となっております。(メール講座はいつでも停止できます。)

メール講座の内容はこちらで紹介しております。

登録は
こちらから

 

ブッダの教える幸せへの
思考法無料プレゼント

関連記事

  1. 縁とはどんな意味でしょうか?

  2. すべては因縁和合して生じた結果

  3. 因果の道理とはまとめるとどういうことですか?

  4. 正しい方向に向かっての努力でなければ目的地に到着しない

  5. 相手に対してのいらだちは自分を知るキッカケになる

  6. 三尺三寸箸(仏教)丨なぜの極楽(天国)の箸は長く地獄の箸は短いのか